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元庵だより

お茶の楽しみ方

抹茶の選び方:【定番の抹茶】銘柄・味わい・ランクの違いをチャート図で紹介

抹茶の選び方:【定番の抹茶】銘柄・味わい・ランクの違いをチャート図で紹介

抹茶のグレードがたくさんあり、それぞれ特徴があります。「選び方を知りたい」というご質問を多くいただいておりますので、弊園の【定番の抹茶】の銘柄・味わい・ランクの違いをチャート図でまとめてみました。ぜひご参考くださいませ。

ランクと味わい等との関連性

抹茶に関しては、上のランクに行くほど、まろやかで旨味が増し、深みとコクのある繊細な風味になります下のランクに行くほど、爽やかな口当たりとやや苦みが感じられ、単純で親しみやすい味わいになります。

味覚とお好みは人それぞれなので、 いろいろお試しいただき、お好みに合わせて最適な抹茶を見つけるのも一つの楽しみです。

抹茶の色と風味

そのほか、抹茶の「色」もランクを判断するポイントのひとつです。新鮮な抹茶は上級になればなるほど鮮やかな緑色をしています。これは茶園に覆いをすることによって、葉緑素が増加するためで、特に高級品はよしずにわらを降りかける「本簀(ほんず)」と呼ばれる伝統的な覆いをするので、その鮮やかさは格別で独特の「覆香(おおいか)」がします。

しかし、抹茶は古くなったり、傷んだりしますと色が赤っぽく変色し、新鮮な香りが無くなり、風味も落ちますので、保存を充分ご注意されますようお願いいたします。

(ご参考:「抹茶について、お茶の保存方法」

用途に合わせて抹茶を選ぶ

茶道に使う

丸久小山園の【定番の抹茶】はすべて茶道(茶の湯)にお使いいただけます。それぞれの銘柄は実際にお茶事・お茶会、お稽古用など、多くな茶人に愛用されています。

濃茶と薄茶

抹茶はすべて薄茶として召し上がっていただけますが、濃茶は濃く練って召し上がるため苦味や渋味の強い下級品は適さず、特に良質で上品な香りとまろやかさを持った高級品が好まれます。

当園では、「金輪(きんりん)」以上が濃茶と薄茶の両方に、「和光(わこう)」以下は薄茶のみにご利用いただくことをお勧めしております。

抹茶の選び方:【定番の抹茶】銘柄・味わい・ランクの違いをチャート図で紹介
左下:濃茶 / 右上:薄茶 

日常に飲むランク・初めでの方へのおすすめは?

弊園の抹茶は多くの抹茶愛好家から親しまれています。「日常用のおすすめの抹茶はありますか」と時々聞かれます。基本的に個人のお好みにお任せしておりますが、特に人気のある銘柄を挙げると、「金輪(きんりん)」、「和光(わこう)」、「又玄(ゆうげん)」あたりのランクとなります。

弊園の抹茶は初めての方にも、上記のランクからお試しいただくことをおすすめいたします。

抹茶ラテに使う

「抹茶ラテ」を作るには、苦みと渋みのある下のランクを使用したほうが、ミルクとお砂糖・はちみつを加えてから、良いバランスの風味が取れます。(まろやかな上級品を使っちゃうと、逆にその繊細な風味がミルク等にカバーされ、抹茶の味わいが感じにくくなることがあります)

弊園の【定番の抹茶】の中に、「五十鈴(いすず)」と「青嵐(あおあらし)」は、茶道にお使いいただける以外、ラテや製菓にも好評いただいております。

品質と価格のバランス

抹茶は上級品になればなるほど、栽培から製造まで一連の過程に多くな工夫が含まれ、価格も高くなります。

自分に合った用途と価格帯で満足できる品質の抹茶を見つけることが大切です。価格が高いからといって必ずしも自分にとって良い抹茶とは限らないため、試行錯誤しながら探すのも楽しいかもしれませんね。

上記チャート図の【定番の抹茶】以外、「季節商品」、「茶道宗家・社寺等の御好抹茶」もございます。また、デザートやドリンク作りにぴったりな【食品加工用抹茶】も製造しております。

丸久小山園の商品カタログは、こちらのページをご参考くださいませ。

【食品加工用抹茶】のご案内はこちら

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